2007年4月13日
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』
そこまで言って委員会で火がついて、一時はアマゾンの売り上げ1位になっていた本。私はその回見てないんだけどね。録画はしてあるけど。
この本のテーマは主に3つ。
・ペットボトルのリサイクルは環境に悪い。
・ダイオキシンは猛毒ではない。
・地球温暖化で水位が上昇するのは北極の氷が溶けるからではない。
ダイオキシンと水位の話は説得力があった。水位の方は言われてみればすぐ解る話だなぁ。アルキメデス先生ごめんなさい。
ペットボトルの方は数字の根拠がよくわからない。リサイクルでペットボトル1本つくるには新品でつくるときの7倍のエネルギーが掛かるって言ってるけど7倍が正しいのかどうか……。ただ、ペットボトルのリサイクルを言いだしたのは、ペットボトルを大量消費させるための方便だってのは正しいと思う。リサイクルはしない方が良いってのはどうなんだろう。この本の論理だけではそこまで言い切るには弱いかなと感じる。今のやり方が効率悪くて意味がないってのはその通りだと思うけどね。リサイクルのために無駄な努力するより、効率的なゴミの燃やし方研究する方が有意義……なのかなぁ。
理系の学者がわかりやすいようにと努力して書いた文なんで読み易い本に仕上がってます。ただ途中でネタが尽きたのか、締め切りが迫ってきたのか、最終章がかなり支離滅裂で論理がおかしくねえかって部分が多い。最後まで読むと「この本を全肯定するのは危険かな」と感じるのでそれはそれで良いのかなとも思う。まあ、マスコミが信用できないなんてのは今更な話だしな。解ってる人は「また朝日か」ってだけで新鮮味はナイカモね。
読み物としてのこの本の感想は起と承は良いんだけど、転でおや?となって結でずっこけるという感じ。この手の本ではありがちだけど、「問題点はわかった、ではどうするのか」って部分が弱い。
Posted by tilto at 2007年4月13日 22:36

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